まるレイ ~制作あとがき~

ご挨拶

ゲーム完成時に差し替えられた、プレイヤーを誘おうとする鈴田さんの特別グラフィック。第2更新時までのプレイの方は見れてないかと存じますのでこちらにて(笑)

 この度は私の制作したゲーム、「まるレイ」をプレイして頂いて誠にありがとうございます。このページでは「まるレイ」や、RPGツクールMVでの制作の思い出を語って行きたいと存じます。時間がありましたらお読み頂きますと幸いです。RPGツクールMVのプラグインについて知りたいという方は作品の思い出を語っているところなんてぶっ飛ばして(笑)上記メニューより、ジャンプしていただくと早いかと存じます。よろしくお願い致します。

もんどくんと「まるレイ」の思い出

 もともと「まるレイ」ともんどくんの漫画は別の作品でした。

もんどくんと「まるレイ」をあわせようと考えた時描いたイラスト。もんどくんを抱えているのは御手洗さん……ではありません(笑)

【もんどくんは漫画用に生まれたキャラクター】
 もんどくんは製作者の私が漫画家志望時代に作ったキャラクターですのでかれこれ10年以上の付き合いになります。ただ持ち込み用の読み切り漫画にするには話が複雑で、ページ数が足りず語りきれないということで、結局プロット止まりで漫画にすることはなかったのですが、もんどくんは自分の中でかなりお気に入りのキャラクターになり設定やストーリーはどんどん膨らんでいきました。(もちろん、無くなった設定もあります)。もちろん、いつか作品にして公開したいと思っていました。

 もんどくんの漫画のプロットではオバケハンターの除霊師みたいなキャラクターで……いや、実は、相手はオバケではなく、妖怪と悪霊の間みたいなモノで、もんどくんはそれらと戦う一族の末裔……と、この時点で既に説明が面倒くさく、やはり到底少年誌の読み切り、しかもギャグ漫画の設定ではないというのがわかりますね(笑)メインがギャグなんだからオバケならオバケ、妖怪なら妖怪でいいんです!(なお説明が面倒なので以下の説明ではオバケというテイでお話します)。

 漫画版もんどくんの第一話で、ある小学生の女の子が突然霊障にあったのをきっかけに、霊感が開花。そこにその問題を解決するためにもんどくんが登場するのですが、あろうことか、もんどくんは有名な除霊師の末裔なのにオバケが見えないというとんでもない子なのでした。(ただ実は、今ゲームの内容と同様、”自分の驚異にならないオバケが見えない”というだけです)。当然、オバケから助けてもらいたいと思っていた女の子は肩透かしを食らって怒りツッコミ倒しますが、オバケが見えるその女の子と、オバケが見えないもんどくんが協力して、悪霊に立ち向かうというお話です。書いてて思ったのですが、PS2のサイレン(無印)のゲームシステムみたいですね。この事件をきっかけに、この2人の凸凹コンビがお互いの力をあわせて様々な悪霊と戦っていくギャグ漫画です。……って、説明していて、やっぱりギャグ漫画の設定じゃないよなぁこれと思いますね(笑)
 ただ今ゲームのもんどくんは除霊師としてはまだまだですが、漫画版では色々な技能を持っています。陰陽師からヒントを得て、もんどくんが不思議な折り紙で折ったやっこさんや蛙は式神のように動いてもんどくんを助けたり、ボケをかまして助けなかったりしたり(笑)あといかにもなんですけど、先祖代々の刀を持っていたり、そして極めつけに対オバケ用のリボルバー拳銃を持っていたりしていました。まあこの辺りは漫画的な装備をしていますね(笑)この辺りも隙があれば出したいなぁ~と思ってます。

 この漫画の設定時には既に魅延念さんもいました。ただ今ゲームと違って魅延念さんはもんどくんの弟子という設定でした。いかにも、な人が、子供の子分というギャグの定番です。ただ御手洗さんはいませんでした。後述する「まるレイ」のプロットから生まれたキャラクターです。冒頭のイラストのもんどくんを抱えている女性は「まるレイともんど、あわせられないか……」と考えた時に書いたイラストです。

 漫画のプロットの方にもTさんのようなキャラクターはいました。流石に商業誌用の作品でしたので、そっくりそのままという訳ではなく、インスパイアされたキャラクターでした。ご存じの方もたくさんいるかと存じますが、Tさんはネット上で有名な、オカルト(クラッシャー)のキャラクターで、魅了されている方はたくさんいらっしゃるかと思います。私ももちろん、その一人で、いとも簡単に悪霊をやっつける心強いそのキャラクターに魅力を感じていて……そして、今ゲームでも書かせて頂きましたが、Tさんが霊を簡単にやっつけてしまう一方で、その対比として、やっつけることは出来るが、その前に霊と交流を図るというもんどくんという図は漫画の方でも重要なテーマの1つとして用意させて頂きました。それはもんどくんが心優しく、Tさんイスパニアキャラクターが冷酷……というだけではない、これまた理由があるのですが、それは今後の「まるレイ(ゲーム版)」で描けていけたらと思います。
  漫画版もんどくんのプロットのTさんインスパイアのキャラクターは元ネタのTさんとは違うことばかりです。手のひらから光を出すという訳ではなく、殴る蹴るで悪霊をぶっ飛ばすとか(笑)今ゲームでも途中までは、この、漫画版のTさんインスパイアの方のキャラクターを出す予定でシナリオを書いていましたが、せっかくなので、大好きな、元ネタのTさんに寄せまくりました。もちろん、今ゲームのTさんは私なりのTさんで、Tさんは皆様の中に様々なイメージや設定があるかと存じます。是非それはそれ、私のは私で、「ああ、この作者のTさんはこんな感じなんだ」と感じていただければ幸いです。
 Tさんインスパイアキャラクターともんどくんは遠縁の仲という元の漫画のプロットの設定もギリギリまで活きていました。しかし意外にもストーリーのボリュームが大きいことと、その仲にも複雑な訳があるので、今回は見送りました。次回以降「実は親戚だった」という設定にする可能性はあります。……あ、複雑と言っても、「実は生き別れの兄弟」とかではないです(笑)アクマで遠縁の仲です。

 ……あまり大成してないストーリーライターにありがちだと思うのですが、キャラクターに不思議な名前をつけるというあるあるありませんか(笑)。個人的に、あると思っています(笑)。なぜこんな話をするかというと、そういうえばこのTさんインスパイアのキャラクターは「九」と書いて”いちじく”いう名前でした。まあ……いいんじゃないかな、そんなことどーでもと思っちゃう設定ですね(笑)確か名前付ける段階で検索して「へぇー、九の一文字でいちじくさんっているんだー」ってなって着けた思い出。まあ……いいんじゃないかな、名前くらい好きにつけても。。。本当に、どーでも、いい(笑)

袴姿、胸に名札、膝にアップリケ、頭に魔除けの鈴、手には数珠、首には十字架というごちゃまぜキャラの漫画版もんどくん。

【まるレイの誕生】
 ギャグ漫画として制作をしていたもんどくんとは違い、「まるレイ」は特に作品にしようとは考えいなくて、でもいつのまにか頭の中で話がどんどん膨らんでいってメモをしていたプロットです。今ゲームと少しだけお話が違っていて当初は就職浪人中の女の子(冒頭のもんどくんを抱えている子)が、やけくそになって無謀にも警察のキャリア採用試験に挑戦するも、惨敗。しかし試験場で「まるレイ」設立を目指す高官の仕組んだ霊感の強さを図るテストに密かに一人合格していてその霊感の強さを見初められ臨時採用され、オカルトな刑事事件に挑んでいくという物語でした。私の大好きな映画「メン・イン・ブラック」にPS2のゲーム「流行り神」を足した感じですかね(笑)「まるレイ」という呼称はゲーム内で言っていた通り、暴力団を取り扱う警察の部署を「まる暴」と呼ぶのを模してます。「まるレイ」のレイはオバケの霊ともかけてます……というか、それが先行です(笑)そのあと「じゃあ零課にしよう」となりました。それともう一つ、ボクが好きな映画の設定が入っているのですが、それはおいおい書いて行きたいと思います。

今ゲームは「まるレイ」をベースに、そこにもんどくんを加えて、物語を作りました。今ゲームは第0話でしたが、第1話以降は書ききれなかったもんどくんの漫画のプロット、もともとあった「まるレイ」のプロット、それをなんとかあわせて、更にお話を足していき、今後も続けていけたらと思います。とりあえず、あと2話は考えています。
それとこれもまた別の漫画やノベル作品なのですが、それもオバケ系の話なので、絡ませていきたいです。それは完全にギャグ漫画なので番外編か外伝的なもので(笑)今ゲームでも出す予定でしたが見送っちゃいました。他の作品も個人的にお気に入りなので……もしかしたらまるレイとは別に、オリジナル作品として出すかもしれませんが、その場合はクロスオーバー作品として同じ世界のお話という状態にしたいです。
……ただ未熟なクリエイターにありがちな、サブキャラ・サブストーリーに手を出したはいいが、肝心の本筋がそっちのけということにならないようにはしたいです(笑)

なんにせよ、「まるレイ」は制作に時間がかかりますし、他にも制作したい作品がありますので、すぐに公開とはいきませんが、今ゲームを気に入って頂いた方はゆっくりとお待ちいただければ幸いです。

ご感想と共にAIで生成して頂いた御手洗さんの画像を頂きました。

 ところで大変ありがたいことに、ご感想と一緒にご質問を頂いたのですが「御手洗刑事は男性ですか?女性ですか?」と聞かれたのですが、それは皆様のお好きな方で大丈夫です。プレイしていただく皆様=主人公となってほしいので、ゲーム中はどちらの性別でも大丈夫のように書いてますがそれとあわせて御手洗さんもどちらの性別でも大丈夫なように書いたつもりです。でも「イケメン」という表記が出てきたので男性と思われてるようですが、そこは主人公が間違えている、ということで(笑)というか私がイケメンという言葉を女性にも使うので……「ま、いっか」とそのまま使ってしまいました。
 ああ……ついでになんですけど……主人公が口八丁キャラクターにするのは若干の抵抗があったのですが……まあ、楽しかったので、かきあげちゃいました(笑)ボクの好きな作品でTV版では所謂チームのリーダーが主人公だったのに、映画版では同チームのお調子者のおしゃべりイケメンが主人公になったという作品があるのですが……気持ちがすっごいわかりました(笑)お調子者はやっぱり書いてて楽しい!

 ご感想をお寄せ頂きまして誠にありがとうございました。そしてこの場をお借りしまして、応援をして頂いた皆様にも厚く御礼申し上げます。

RPGツクールMV プラグイン

 RPGツクールMVを使ったことない方にご説明しますと、ゲームを制作している時にどうしても「かゆいところに手が届かない」ということが出てきます。そこで「プラグイン」というシステムがあります。RPGツクールMVの会社の人じゃなくても、RPGツクールMVの機能を拡張するツールが制作出来るようになっていて、その制作されたツールを簡単に導入出来るようになっています。
 制作中に「ここでこういう機能があったら」と思うことは多々あります。例えばプレイヤーが動かないように固定させっぱなしにしておく、だの、移動速度を上限を超えさせてスゴイ速度にさせる、だの。そんな時はだいたい「RPGツクールMV プラグイン 移動禁止」とかで検索すると、大体すでにプラグインを制作してくださっている神様のような方がいらっしゃいます。

 そしてこの時の、「トリアコンタン」様の名前を、まー、よく拝見致します(笑)大体ポピュラーな「こういうのが欲しい!」から「流石にこんな機能を欲しがるのは私だけだから、プラグイン無いかな?」というものまで、トリアコンタン様は制作されています(笑)まるで私の行動を見透かしているように!本当に汎用性の高いプラグインをたくさん作っていらっしゃいます。もはやRPGツクールMVで制作をしている全ユーザーがお世話になっているのではないかと思います。私もその一人としてここで心よりお礼申し上げます。トリアコンタン様、素晴らしいプラグインの数々を本当にありがとうございました。

 そして個人的に、次にお名前をよく拝見するのが「フトコロ」様です(笑)FTKRと表記されていたりもしますが、この方のプラグインもかなりお世話になりました。併せて心よりお礼申し上げます。

 そして今回のゲーム制作に欠かせず、まだあまり評価を聞かないであろうプラグインにつきまして、以下にご紹介致します。

プラグイン紹介1 MV3D

 「まるレイ」にかかわらず、2022年夏~秋にはRPGツクールMVにてゲームをいくつか制作し公開致しましたが、3Dということに皆様に驚いて頂きました。
 しかし、実は、ゲーム制作者である私の手柄ではなく、これもプラグインの導入で簡単に使うことが出来ます。RPGツクールMVを簡単に3Dにしてくれる夢のようなプラグイン、その名もズバリ「MV3D」。既にMZ用の「MZ3D」も誕生していますが、私の環境ではMZ3Dでテスト制作したゲームはニコニコゲームアツマール上で動かなかったため、MV3Dで制作致しました。

 このプラグイン、通常導入・使用は無料です。(2022年7月の情報)。有料版が25ドルくらいで私も無料版を使用した後、有料版も購入して導入してみましたけども個人的に「ああ、有料版でよかったなぁ」と思ったことは、実は無いです(笑)有料版は3DCGのobjが使えるのですが、objって1つあたり少なくとも2~3MBほどのサイズがあるので……スマホとかで動かそうとするとちょっと負担になっていくかなと懸念して、結局、objファイルは使用しませんでした。無料版で問題ないかな、と思います。どうしても3DCGを使いたいという場合は有料版も良いと思います。3DCGのobjのblenderでの制作手順がyoutube上で公開されています。
 プラグインの導入は、「サンプルプロジェクトをダウンロードしてきて、それをコピーして使いまわした方が色々楽です」……と言われたので、そうしてます(笑)1回、バグで、視界が10マス程度しか表示されなくなったのでまたサンプルプロジェクトをダウンロードして、コピーしたところに画像フォルダとかを上書きしていきましたが、そのあとは問題なく動いたので……やっぱりサンプルプロジェクトをダウンロードしてきてそれを元に作るのが楽だと思います。もちろんはじめはサンプルプロジェクトのゲームをプレイ&マップを見て、どういうことが出来るのか、どういうスクリプトが組まれているのか遊びながら把握していきましょう。

 もともと2Dゲームのものを力技で3Dゲームにしているので、制作に少しのコツはいりますが、基本的には画面のシェイクとか、色調変更など、RPGツクールのシステムとかプラグインは大体使用出来て意外に自由がききます。また、反対に「え、これは出来ないのか」と意外なところで自由がきかなかった思い出もあります(笑)しかし個人的にはunityでの3Dゲーム制作よりもずっとずっと楽ですんなりと制作に入っていけました。まだまだ私は理解していないところが多いのですがそれでも遊べるゲームを作れるのでスゴイプラグインだと思います。このプラグインがもっと進化すればRPGツクールもまた新たな可能性が広がると思います。例えばRPGツクールの2Dホラーゲームの金字塔「青鬼」もこのプラグインで再現制作されたものが公開され話題になりました。
 MV3Dを使う上で、私から把握しておいた方が良いと思うことは……

・マップ設定(マップの明るさや見通せる範囲、影の出来る位置などを指定出来ます)
・タイル設定(3Dになった時の屋根や側面の画像などを設定出来ます。またぬいぐるみ等、好きなタイルを地面の絵ではなく、立体画像にも出来ます。)
・ライト・照明設定(照明や懐中電灯などの演出が出来ます)
・イベントの側面設定(窓や扉、案内板や張り紙など、カベにイベントを表示させます)

あたりは、完璧とは言わなくても、「ああ、こういうことが出来るのか」くらいは把握しておくと、制作の幅が広がると思います。私も全然把握はしていませんが、やりたいことがあった時はヘルプページ(全部英語なのでディープルで翻訳してそれを)見ながら、試してみて、作っていた思い出があります。
 それに加えて、3Dだけでなく、イベントシーンは2Dにしたい時などは

mv3d disable
mv3d enable

 プラグインコマンドで切り替えましょう。(※上はMV3Dを無効化。下は有効化)。いつも念には念を入れて有効化したあとは一人称視点のコモンイベントを実行していますが、しないと斜めビューになるのではないかと思います。
 MV3Dのmemo欄で設定出来ることは、大体プラグインコマンドで変更出来ます。部屋の明暗や視野距離の変更など。よく使うプラグインコマンドはコモンイベントに登録してしまいましょう。サンプルプロジェクトから制作するとコモンイベントで「一人称視点に切り替える」等が初めから入っていますね。

 MV3Dを導入、また、制作をするにあたっては下記サイト様を大変参考にさせて頂きました。

ツクツクほうし 様
https://tktkhoushi.fc2.net/blog-category-3.html
オタク女子のゲーム&IT入門 様
https://pd-present.moo.jp/PC_otaku/archives/2884

 大変に助かりました。本当に素晴らしい情報をありがとうございました。

プラグイン紹介2 ExternMessage バイザン様制作

今作は私の想像以上のテキスト量になりました。私自身、ひいてます。こんな文字なくても……って。

私はRPGツクールでの本格制作をはじめたばかりでわからないことばかりなのですが、一般的にテキスト量の多いゲームの製作者の皆様どうやってテキスト部を制作されているのでしょうか。私ははじめた時に会話のやりとり部分の制作に絶対に苦労すると想ったのでまっさきにcsvを読み込むプラグインを探しました(笑)
unityをはじめ、色々なソフトにcsvで管理されたテキストをロードするという機能があって、私がExcelでcsvの書き出し方法を覚えてからはすごく重宝させて頂いてます(笑)
 こんな素晴らしく便利なものは、きっとRPGツクールのプラグインにもあるのではと思いました。

 そしてやはり調べたらあっけなくありました。↓
ExternMessage ツクールフォーラム

はじめ使い方がわからなかったのですが、文字色変更や改ページコマンドとかセル内で書いておけばそのまま使えちゃうので、説明不足というよりも、説明不要で使えてしまいます(笑)。てはじめに改行コードを調べようとして、書いてないのでわからなかったのですが、結局csvのセル内の改行がそのまま反映されるということには本当に驚きました。(ExcelでAlt + Enter)。
ただクォーテーションマーク( " とか ’ )がExcelではCSVのルールで使用出来ないので台詞内のSEの操作だけは指定出来ませんでした。。。解決策はあるのかもしれませんが、私にはちょっと解決出来ませんでした。なので音声を鳴らすという時は流石に手作業で「SEの演奏」をやっています。が、たまにですので、まあ、そんなに苦じゃないです。
 ……ああ、そうだ。台詞内で強調したい単語の時はクォーテーションマークを全角にしています。全角と半角の区別はcsvさんも出来ますので、そこは大して苦労していません。

 さて使い方ですが、例えばセルA1に台詞番号”A001”から入れていって……a10までの”A010”の、つまり、行10までの会話シーンがあったとします。その際、RPGツクールMVの文章にはもちろん\M[A001]と入れて、また文章の\M[A002]...とやっていても大丈夫ですが、1文章コマンドに\M[A001]\M[A002]\M[A003]...と入れても問題なく作動します。もっと言うと、CSV側でA11に、「\M[A001]\M[A002]\M[A003]...」とA1からA10をつなげておけば、文章コマンドには\M[A011]とだけ書いておくと、実行時にA001からA010までちゃんと読みこんでくれます。
 これがかなり便利でした(笑)もっとも、効果音とか、キャラクターの向き変更や移動とかがあって、ずっとずっとは続けられませんが、それでもバーっと長い会話をいくつかのセル番号の指定だけで済むというのは……もう便利で便利で。もう、普通の会話シーン作成は私は出来ません(笑)

 一つエラーを気をつけないといけないのは、このプラグインでは顔グラフィックの指定も出来ますが、ここで指定しておいてもゲーム中に顔グラの画像を1回も使う設定にしていない場合はゲームビルド時に「使用してないファイルは含まない」にチェックをした際に、画像を含まずビルドされて、ゲーム実行時に「画像が見つかりません」エラーを起こす可能性があります。「含まない」チェックを入れるゲームビルドをするゲームは、手動で顔グラフィック画像を使用する会話をビルドされるマップのどこかに設定しておきましょう。その会話事態は実行が不可能な状態でも大丈夫です。とにかくRPGツクールMV側に「この顔グラフィック画像は使っているんだよ」ということを教えてあげることが大事です。

このプラグインを作ってくださいましたバイザン様には心より感謝致します。

   

   

   

   

以上をもちまして、今ページをおしまいといたします。
語り忘れたこと・補足説明したいところなど、バンバン出てくるような気がしますが(笑)
皆様が楽しんで頂けたり、また、参考にして頂けたら幸いです。
これからも何卒よろしくお願いいたします!

ページ公開日:2022年11月5日
最終更新:2022年11月5日